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2007年度 Vol.11(2008年2月現在) 禁無断転載
編集・制作:
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金需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ金相場-オムニコ-  
 
金需給のポイント Market analysis from supply and demand
  NY金期近は2007年末の水準である800ドル付近から上昇を開始し、2008年初には900ドルの大台乗せを達成。2月下旬には、期近が950ドルの節目を超えるなどの上昇力をみせています。また、東京金先限も年初から徐々に下値を切り上げ、とうとう3300円台乗せを達成しています。これほど金価格が上昇した背景には一体何があるのでしょうか。また、今後の展開はどうなるのでしょうか。
原油が高くなると連れ高
 そもそも順相関の関係にあるといわれる原油と金ですが、これは原油高がインフレ懸念を掻き立て、インフレヘッジとしての役割が期待される金にも投資がなされるためです。ただ、最近のNY金は、原油が下げる局面ではそれほど原油との強い順相関を示さず、上昇局面においてだけ連動して上伸する様子も見受けられます。
足元のNY原油は100ドルの大台に乗せるなど力強い上昇をみせており、この高い水準での推移が常態化すれば、NY金も大幅に下げる可能性は低いとみられます。
政府系ファンドへの期待高
 最近、サブプライム問題で巨額な損失を出した金融機関に多額の資金を融資するなど、何かとSWF(政府系ファンド)が話題になっています。オイルマネーでカネ余りの中東勢の他、昨年は好景気で沸く中国でもSWFが立ち上げられました。彼らのポートフォリオは基本的に非公開です。しかし、右肩上がりの商品市場に資金を投下する可能性は高いとみられています。一部でも彼らの資金が金市場に入れば、価格上昇の追い風となるでしょう。
円高が東京金の弱材料に
 ドル/円は2007年6月下旬から、戻り売りの展開となっていましたが、2月は106〜108円のレンジをコアとする保ち合いになっています。
  現在のドル/円相場は手掛かり難で、一般的に金利差に着目した円売りが起こりやすい地合いです。ただ、足元の市場では日本の輸出企業が3月末の決算を控えて、円安局面ではドル売り・円買いを行っています。そのため、ドル/円の上値は限定的です。
  少なくとも3月中旬まではレンジ相場が続くとみられるため、東京金がNY金の上伸という材料なしに上値を目指すのは難しいとみられます。
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最近の動きから学ぶ金相場 Technical analysis of recent market trends
2006年以降の金相場の特徴
2006年:4月から5月にかけて急伸するも、夏以降はマネーが流出して上値重く推移
2007年:信用不安に揺れつつも、8月中旬以降は上昇基調を辿る
2008年:昨年末からの上昇トレンドを継続し、NY期近が950ドル台乗せを達成
 
トロイオンス(Troy Ounce)
一般の重さの単位である常衡(ポンド、オンス)に対して金銀、宝石などの重さの単位はトロイ衡(Troy Weight 別称:金衡)を使う。常衡1オンス(記号 oz)=約28.35グラムに対して、1トロイ オンス(記号oz t:OZ-T)は、約31.1035グラムとなる。12トロイオンスで1トロイポンド(Troy Pound,記号lb t)。トロイ衡は、中世には通貨の単位ともなり、銀1トロイポンドが1ポンド(Sterling Pound)と制定された。1oz t=24K、18金のKはKaratで含有率・純度を表す。18/24=0.75(75%)。ダイヤモンドの重さでは、Caratを使い、液量では1オンス=29,578ml(米国)となる。
 
上伸力をキープできるかが鍵
 東京金は2008年に入り、2900円近辺まで売られる場面もみられましたが、おおむね3000〜3200円のレンジ内で推移してきました。ただし、2月下旬には年初からレジスタンスラインとなっていた3200円を突破しています。今後も上伸力を保てるようならば、3300円や3400円が単なる通過点となる可能性もあります。ただ、2007年12月初めからの3ヵ月で約500円(17.8%)も上げており、高値警戒感が漂っていることも確かです。本格的な利食い売りが始まれば、節目の3000円辺りまでは売られることも考えられます。
925ドルで買い支えられるか
 NY金は1月下旬以降、880〜925ドルをコアとするボックス相場を形成していましたが、下旬にはこのレンジの上限を突破。950ドルの節2月目超えを達成しました。今後は、目超えを達成しました。今後は、1000ドルを目1000ドルを目指して上昇の勢いを保てるかどうかが焦点となってきます。925ドルは2008年に入って2度も頭を打った水準であるため、今後はこのラインが強固なサポートラインとなる可能性もあります。反落してもここで買い支えられるようなら、上昇トレンドを保っているとみて良いでしょう。
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