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2007年度 Vol.6 (2007年9月現在) 禁無断転載
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金需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ金相場-オムニコ-  
 
金需給のポイント Market analysis from supply and demand
 NY金期近は8月下旬から上昇の一途を辿り、9月上旬にはついに700ドルの大台に乗せました。その後も上昇を継続しており、2006年5月につけた723.0ドルをも更新。一時は730ドルを突破しました。東京先限も同様に上昇し、2700円台半ばまで買われ、2007年2月につけた直近高値(2702円)を上回りました。ただ、高値警戒感が強まっていることもまた、注目点です。
 
株との順相関が続く
 近年囁かれている過剰流動性ですが、資金が潤沢にあるため、株も金もリスク資産として同等に扱われるようになりました。その結果、株と商品にあった「逆相関」という関係が「順相関」へと変化しました。つまり、信用不安が起こると双方が手仕舞われ、経済が上向きの時にはそろって上昇するようになったのです。
  米国は9月に政策金利を引き下げましたが、10月以降も引き下げられるという見方が市場の大勢を占めています。つまり目先は流動性が確保され、金は株とともに上昇すると考えられます。
 
大口投資家の玉整理も
オムニコ CFTC(米商品先物取引委員会)が毎週発表している、投機筋の建玉明細をみると、8月中旬から9月末にかけて買い越し残高が急増しています。
  9月18日時点の投機筋の買い越し残高は14万枚を超え、今年2月の急落時と同水準となっています。つまり、目先はこの積み上がった買玉を整理する可能性が高いといえます。NY金は9月中旬から700ドルの大台に乗せており、利食い売りは必至と考えられるでしょう。
 
実需国の好景気が価格上昇を後押し
オムニコ 金の2大需要国といえばインドと中国です。WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)によると、2007年上半期のインドにおける金需要は、前年同時期比で約1.7倍になりました。実質GDPが順調に成長している中、ルピー建ての金の値段は安定的に推移しています。これらが金需要の上昇に拍車を掛けたようです。中国の金需要もまた、経済成長や株価の上昇を背景に2007年の第2四半期は前年同期比で30%増となっています。
  これら需要国の好景気で、金の買い意欲が増しており、今後も金価格を押し上げる力となるでしょう。
 
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過去の動きから学ぶ金相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降の金相場の特徴
2005年:投機資金の流入によって内外で過熱気味となり、11月以降は乱高下を演じる
2006年:年初から5月にかけて急伸するも、夏以降はマネーが流出して上値重く推移
2007年:7〜8月はサブプライム問題を背景に下落するも、その後は一気に強含む展開
 
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トロイオンス(Troy Ounce)
一般の重さの単位である常衡(ポンド、オンス)に対して金銀、宝石などの重さの単位はトロイ衡(Troy Weight 別称:金衡)を使う。常衡1オンス(記号 oz)=約28.35グラムに対して、1トロイ オンス(記号oz t:OZ-T)は、約31.1035グラムとなる。12トロイオンスで1トロイポンド(Troy Pound,記号lb t)。トロイ衡は、中世には通貨の単位ともなり、銀1トロイポンドが1ポンド(Sterling Pound)と制定された。1oz t=24K、18金のKはKaratで含有率・純度を表す。18/24=0.75(75%)。ダイヤモンドの重さでは、Caratを使い、液量では1オンス=29,578ml(米国)となる。
 
ひとまず調整局面入りか
 8月17日に2389円で当面の底を打った東京先限は、そこから9月下旬までの約1ヵ月半で約15%も上昇し、2700円を突破しました。最近の例をみると、上昇率が13〜14%を超えると市場に高値警戒感が広がりやすいと分かります。よって、足元の相場はすでに「調整局面入り」のサインを出していると考えて良いでしょう。
  修正安となった場合、下値の目処として考えられるのは、まず3分の1押しに当たる2600円付近です。それを割り込めば、半値押しに相当する2500円台半ばまで売られる可能性もあります。
 
中期的な先高感が強まる
 NYも東京と同じく8月中旬から買い優勢の展開となり、9月下旬までに640ドル近辺から730ドル台へと値を飛ばしました(期近)。2006年5月高値(723.0ドル)を上抜いたことで、中長期的な先高感は一層強まったとみられます。
  もちろん、8〜9月の上げがかなり急だったため、目先は利食い売りに押されるかもしれません。心理的な下値支持線の700ドル前後まで反落するというシナリオもあり得ます。ですが、それはあくまで調整の範囲内。売り一巡後は、次なる節目の750ドルを目指して再上昇するでしょう。
 
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