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2007年度 Vol.4 (2007年7月現在) 禁無断転載
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金需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ金相場-オムニコ-  
 
金需給のポイント Market analysis from supply and demand
 NY金期近は6月下旬に640.4ドルで目先の底を打って上昇に転じましたが、7月下旬に680ドル台に乗せた後、米国株の急落に追随して下落しました。とはいえ、ユーロに対するドルの先安感や現物市場の堅調ぶりが、中長期的には金の上昇を後押しするでしょう。東京金はNY金が上伸すれば連動して買われるとみられ、NY金を取り巻く要因には注視していきたいところです。
 
依然としてドル安傾向に
 サブプライムローン(信用度が低い人向けの高金利住宅ローン)問題などを背景とした米経済そのものの先行き不安から、ユーロに対してドルが売られる展開が続いています。問題の長期化が予想されるため、ドル売りの流れは今後も続くとみられます。 また、投機筋による金の買い越し残高は、6月上旬には10万枚を超える高水準だったものの、6月26日時点では6万枚超とかなり玉整理が進み、投機筋が金を買いにいく余地が十分にできました。ドル安に支援され、NY金が上昇する下地は整っているといえるでしょう。
 
株との連動がみえるNY金
オムニコ 以前は「金と株は逆相関の関係」といわれていましたが、最近は順相関の関係がみられます。ゆえに米国の株価が急落すると、リスク許容度の低下から商品市場からも資金を引き上げる傾向がみられます。
  NYダウは依然として上昇トレンドにありますが、米長期金利の上昇などの弱材料も最近はみられます。もし2月末に起こったような米株式市場を含む世界的な暴落が今後起これば、NY金も追随して急落する可能性は十分考えられます。
 
実需筋の買い意欲高まる
オムニコ 実需筋が金を買いに入る水準は、2007年初めは660ドル付近といわれていました。しかし、最近は640ドル付近で買い支えられるなど、下値が切り上がってきています。
  世界の金宝飾品需要の約3分の1を占めるインドと中国は、歴史的に金への嗜好性が高い上に近年は経済成長が著しく、株価指数は上昇の一途を辿っています。両国の経済成長がますます金の買い意欲をあおっており、今後さらに買い支えられる水準が切り上がっていくことが予想されます。これが長期的に金価格を押し上げていくでしょう。
 
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過去の動きから学ぶ金相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降の金相場の特徴
2005年:投機資金の流入によって内外で過熱気味となり、11月以降は乱高下を演じる
2006年:年初から5月にかけて急伸するも、夏以降はマネーが流出して上値重く推移
2007年:7月には米住宅市場に対する不安再燃でリスクマネーが撤退し、金は内外で勢いを欠く
 
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トロイオンス(Troy Ounce)
一般の重さの単位である常衡(ポンド、オンス)に対して金銀、宝石などの重さの単位はトロイ衡(Troy Weight 別称:金衡)を使う。常衡1オンス(記号 oz)=約28.35グラムに対して、1トロイ オンス(記号oz t:OZ-T)は、約31.1035グラムとなる。12トロイオンスで1トロイポンド(Troy Pound,記号lb t)。トロイ衡は、中世には通貨の単位ともなり、銀1トロイポンドが1ポンド(Sterling Pound)と制定された。1oz t=24K、18金のKはKaratで含有率・純度を表す。18/24=0.75(75%)。ダイヤモンドの重さでは、Caratを使い、液量では1オンス=29,578ml(米国)となる。
 
ここから一段安の可能性も
 東京金は2700円付近に存在する上値抵抗線を突破できず、7月末には大陰線を引きながら2500円台半ばまで反落しました。過去、こうした足が出現した翌週に底堅さをみせた例もあります。また、2550円付近には下値支持線が存在するため、ここで下げ止まる可能性は残っています。ただ、直近の陰線には下ヒゲなど下値の固さを確認できるものがなく、ここから一段安となるシナリオも否定できません。その際、連続で陰線を引くのか、それともすぐに買い勢力の存在を示す陽線が出るのかによって、押しの深さが異なるでしょう。
 
連続で陽線が出現するか注目
 一方のNY金は680〜690ドルが強固な上値抵抗帯となっており、3月以降は上伸力に欠ける展開が続いています。直近の足は長めの陰線となっており、目先は下値を探りにいくと考えられます。もっとも、640ドル近辺には磐石の下値支持線があるため、それを割る可能性は低いでしょう。
  もちろん、中長期的な上昇トレンドは続いており、2006年5月以来の700ドル台乗せを狙う流れに変わりはありません。ただ、それには今年1〜2月、そして3〜4月のように連続で陽線を引くことが条件となります。
 
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