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| 金需給のポイント Market analysis from supply and demand |
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| ニューヨーク金は昨年12月3日に史上最高値1,226.4ドルを付けたのち、ドル高を受けて調整局面を迎えました。年明け後はドル安に振れたことに支援されて急反発し、1月11日に約1カ月ぶりの高値1,161.20ドルを付けましたが、中国の金融引き締めや米大統領の金融規制案を受けてリスク回避の動きが出て急落しました。景気回復期待の高まりで投資資金が流出する可能性がありますが、米国の失業率の高止まりで低金利政策が長期化するとみられており、ドル安が続くと、金の下支え要因になりそうです。 |
| 年明け後は金反発もETF売り |
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世界13カ国に上場している金ETFの現物保有高は昨年12月1日に1,329.09 トンまで増加して過去最高を更新しましたが、年明け後は反発したにもかかわらず、20日に1,304.06トンに減少しました。世界の
景気回復期待が高まったことや、中国の金融引き締めによる需要伸び悩みなどが懸念されて売られました。ただ米国の住宅市場や労働市場の回復の遅れが懸念されており、景気二番底に向かうと、再びドル安に振れ、金ETFが買われる可能性があります。また米国の出口戦略の行方も焦点であり、低金利政策がいつまで続くかも注目されます。 |
| NY金のファンド買い縮小で新たな買い余地 |
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NY金市場の大口投機家の買い越しは1月5日に22万7,767枚に縮小しました。昨年11月24日に記録した過去最高26万2,331枚から買い越しを3万4,564枚縮小し、新たな買い余地ができました。米経済に対する懸念が残ったり、出口戦略の遅れなどで将来のインフレが警戒されると、再び買い意欲が高まるとみられます。ただ国際通貨基金(IMF)や世界銀行が経済成長率見通しを上方修正するなどし、景気回復期待も高まっており、安心感が戻ると、手じまい売りが続く可能性もあります。 |
| 2010年上半期の金価格見通しは990〜1,230ドル |
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ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ(GFMS)の「ゴールド・サーベイ2009アップデート2」によると、2010年上半期の金価格見通しは990〜1,230ドルとなり、平均1,175ドルと予想されました。2010年の金市場について、強材料として@鉱山生産の増加が限られており、トレンドに変化がない、Aスクラップ売却が刺激されるにはさらなる高値が必要、B加工用需要は世界経済の回復に伴って緩やかに増加する見通し、C投資需要の堅調見通し、弱材料として@ヘッジ外しはほぼ終了、A公的機関の売却が今後やや増加する見通し、B突発的な投資資金流出の可能性が高まっている、が挙げられました。
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| 最近の動きから学ぶ金相場 Technical analysis of recent market trends |
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2008年以降の金相場の特徴
| 2008年: |
史上最高値更新も年後半は株安の損失補てんの売りが圧迫 |
| 2009年: |
年初の金融危機懸念もその後の景気底入れ観測でインフレに焦点が移る |
| 2010年: |
経済指標改善で景気回復期待が高まるが、投資需要堅調で高値もみ合い |
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※トロイオンス(Troy Ounce)
一般の重さの単位である常衡(ポンド、オンス)に対して金銀、宝石など重さの単位はトロイ衡(Troy Weight 別称:金衡)を使う。常衡1オンス(記号 oz)=約28.35グラムに対して、1トロイオンス(記号 ozt:OZ-T)は、約31.1035グラムとなる。12トロイオンスで1トロイポンド(Troy Pound、記号lbt)。トロイ衡は、中世には通貨の単位ともなり、銀1トロイポンドが1ポンド(Sterling Pound)と制定された。1ozt=24K、18金のKはKaratで含有率・純度を表す。18/24=0.75(75%)。ダイヤモンドの重さでは、Caratを使い、液量では1オンス=29.578ml(米国)となる。 |
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| 東京金は12月安値を割り込み調整 |
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東京金は昨年12月の3,175〜3,477円のレンジ下限を割り込みました。12月高値を突破できれば12月のレンジの倍返しとなる3,779円が上値目標になりますが、レンジ下限を割り込んだことでテクニカル面で悪化し、しばらくは調整局面になるとみられます。手じまい売りが続くようなら昨年半ばのレンジ上限である3,088円が意識されます。
菅経済財政担当相は、月例経済報告関係閣僚会議後の会見で、景気二番底リスクが払しょくされたわけではないとし、デフレ脱却にむけては努力していきたいとしました。円安に振れるようなら東京金の下支え要因になるとみられます。 |
| NY金は米国の出口戦略などを確認 |
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NY金は昨年12月に史上最高値1,226.4ドルを付けたのち、調整局面を迎えました。その後のドル安を受けて1,075.0ドルを当面の底として値を戻しましたが、米大統領の金融規制案をきっかけに再び下値を試しており、1,075.0ドルを割り込むと、1,000ドルの節目が意識されそうです。
米国の住宅市場や労働市場の改善の遅れから低金利政策が長期間維持されるとの見方が強く残っており、ドル安が続くと、金の支援要因になるとみられています。ただ景気回復見通しなどで早めに出口戦略に着手したほうが良いとの見方もあります。当面は米連邦準備理事会(FRB)がモーゲージ担保証券(MBS)購入を予定通り3月末に終了するかどうかが注目されます。 |
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